小学校受験、費用など考えず猛進

Education

幼い頃の情操教育のおかげで、
我が子を天才児と見誤った私は、
七田教室をやめて、
その後、
お月謝も教室の場所も通いやすい
チャイルドアイズという幼児教室に長男を入室させた。

図形やパズルで自頭をよくするという触れ込みだったと記憶している。

それまで、七田で鍛えられた右脳は
当時、成果をバンバンだして、
教室でも一目置かれる存在になった。
他のママさん方から
お家でどう過ごされているんですかー
など羨望の眼差しを受けていた。

「そんなそんな、何にもしてませんよ」
と口では言っていたけど、

内心では
「まじ、天才児なのでは?」
想いを強くしていく
ばかったれの私でした。

もう、ほんとバカ。
ばかばかばかばかー!

そしてそんな日々を過ごしながら、
幼稚園年中になったある日、
夫がこういった。

「せっかくだから、小学校受験してみない?」

「え?????」

ええ。
確かに夫はこのように言った。

今から思えば、
これくらい(息子くらい)勉強ができる子どもなんて、五万といることだろうよ。

七田に通っていたことが恐らく起因しているのだろうけど、
その年齢にしては、
脳が発達していたんだろうと推測。

ただ、当時は、そういう風に落ち着いて考えることができなかった。

うん。
それは認める。

私自身、
今より10歳程度年齢が
若かったのだから。

まわりに受験経験者がいたわけでも、
ましてや自分が経験したわけでもない小学校受験。

正直いいますね。

何がなんだかわからなかった。

それで、息子がちーっとばかり頭がよさそうだからといって、
よくぞ挑戦したなと思う。

塾代や被服費など
異常に費用も掛かった。

もうね。
途中からは、このかけた費用を回収せねば!

それには合格するしかない

という思考回路になっていった。

もうね。突っ込みどころ満載ですわ。

自分でも精神異常になっていく様がわかる。

それこそ、異常でしょ。

中学、高校、大学と進んでいく上で、
どこかで受験はしなくちゃならない。

それがうちはたまたま小学校受験だった。
ただそれだけ。

と思おうとした。

思おうとしたけど、
実際はそうじゃないよね。

別に、
親が般若顔になって、幼稚園の子どもに受験させなくてもよかったかも。ね。

いや、よかったのか悪かったのかの結論はまだ出せない。

それは現在進行形だから。

息子が大人になって、振り返って
彼自身が判断してくれたらいいと思っている。

ちなみに、
我が家にはもう一人息子がおりまして。

長男のあとにその次男も同じ小学校を受験。

二人目は1回経験していたことゆえ、
長男の時よりかは精神が安定していたかもしれない。

でも、それでも、
きついことに変わりはない。

よく、ふたりの小学校受験をやったもんだ。

それは一重に、その学校がよかったから。
長男同様に次男にも、この学校で教育を受けさせたいと思ったから。

それ以上でもそれ以下でもない。

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