不登校小学生の母親として

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同じ境遇の友

1年程度のずれはあるけど、
同じタイミングで我が子が不登校になった仲良しの学生時代からの友達、涼子。

先に涼子の息子が不登校になった。

その報告を受けた時のことを今でも鮮明に覚えている。
キラキラした人達が行き交う、おしゃれなカフェで、

「徐々に登校できなくなる息子をどうしていいかわからない」


彼女は泣いた。

当時の私は彼女の本当の心根はわからなかったと思う。

「なんで!?」と聞いてしまった記憶がある。

いや、なんでかなんて知らないよ。
わからないよ。
分からないから苦しいんだよ。

彼女はそうは言わなかったけど、
これが正しい答えだわよね。

今なら、どうして不登校に?って言う気持ちも
言われる気持ちも
どちらも分かる。

今になって思う。
我が子が学校に行けなくなる、
その家族の気持ちは経験した人にしかわからない。

1年後には我が子も学校へ行けなくなり、
痛いほど、彼女の気持ちが痛いほどわかるようになったけどね。

これは難しい問題だけど、
まわりに不登校になった子のママがいるとしたら
「どうして?」とは聞かないであげて欲しい。

聞いたところでどうにもならないし、
恐らくは「これ」といった理由はないのだから。

もともと、
涼子とは1か月に1度会う仲だった。

その後もそのペースをくずすことなく、
街の片隅で、彼女の息子のことをただただ聞いていた。

我が子も同じ状況になった時、
今度は彼女が私の話を聞いてくれた。

もちろん、わたし達はお互いカウンセラーではないから、余計なことも言っちゃうし、
気の利いたことも言えない時も多々ある。

けど、
我が子が登校できないことで起こる些細なストレスも
友達に話すことで本当にリフレッシュできたと
思う。

先に涼子の息子が登校できるようになった。

まだ、我が子は登校できていなかったけど、
嬉しくてうれしくて、二人でまた泣いた。

「終わらない闇はないのかな。」

彼女はそう言った。

「でも、いつまた登校できなくなるか不安でたまらない」

とも言った。

涼子のお子さんが復学し、
昨年高校生になった。

中学時代に約1年間、不登校時代を過ごした。

高校受験のことも聞いていた。
1年間学校に通えていないことは内申点で受験する学校には伝わってしまう。
それでも、受けられる学校はたくさんあること。
授業を受けていない分、抜けている勉強もあったけど、
そこは塾の先生と二人三脚でその穴埋めを必死にやったこと。

そして今、希望の高校に合格し、
不登校だったことなんて、誰も知らない場所で
勉強にスポーツにと精を出している。

こんなうれしいことってある!?

もちろん涼子にとっても、不登校自体がよい経験であるはずはない。

しかし。

その経験はきっと彼女を強くしているに違いない。

それは自分にとっても同じ。

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