うつからの復活に必要な人物、
それはどん底を見せられる友達
子どもが徐々に体調が悪くなって、
そうこうするうちに、登校できなくなっていった。
親として、何がなんだかわからない感。
なんで?
どうして?
なんで、うちの子?
こんな言葉が脳内を駆け巡る。
私自身が、精神的にどんどん追い込まれてゆく。
何が悪かったんだろう
どうすればよかったんだろう
果てには、息子が登校できないのは
自分のせいとまで思ってしまう。
頭が痛いとうずくまる我が子の背中をさすりながら
ただただ、涙があふれる。
文字にすると、まじやばい。
そりゃ、こっちも病気になっちゃうわよ。
その負の感覚から、救ってくれたのは、
友達とカウンセラーだった。
30年来の友達、涼子
偶然にも同じ時期にそれぞれの子どもが不登校になった涼子。
彼女は帰国子女だからってわけではないのだけど、
物事の本質をずばっとついてくる。
寄り添ってくれるというより、引っ張って行ってくれるタイプ。
ママ友、由美子さん
我が闇をさらけ出せる友達、由美子さん。
由美子さんは不登校になった息子と同じ学校にお子さんが通う、
いわゆるママ友だ。
当時、子ども同士は同じクラス。
我が子が通っていない時の学校の様子、クラスメイトの様子を教えてくれたり、
由美子さんのお子さんは授業のノートの写真を見せてくれたりした。
とにかく、
一緒にがんばろうと寄り添ってくれた。
なかなかママ友にどん底を見せることはないと思うけど、
由美子さんは私のどん底をつぶさに見ている。
ママ友の域を超えた大切な友達。
もしも、由美子さんや由美子さん家族に
何か助けが必要な時には飛んでいこうと思える大事な友達。
その他のママ友
その他の息子の学校のママ友達は
本当にそっとしておいてくれた。
好奇の目で見られるかもしれない、と
私自身、正直学校に行きたくなかった。
学校関係の誰にも会いたくなかった。
何かで学校に行かなくてはならないことがあった時、ママ友達は、普段と変わりなく
普通に接してくれた。さりげなく気遣ってくれたのも私にはわかった。
私はというと、
全然悩んでなんかいませんよー
私達は全く平気なんですよー
と装っていたっけ。
平気なわけがどこにあるんだ。
ママ友、
子どもを介して出会った友達。
あくまで、ママ友。
そんなママ友ひとりひとりに自分のどん底を見せなくてもよろし。
うつからの復活に欠かせない人物=ともだち
由美子さんみたいに、ママ友の中から、
ママ友の範疇を超えて、
友達になった人がいたこと。
心底、私はラッキー。
涼子と由美子さん、カウンセリングの先生。
自分の辛い気持ち、その時々で渦巻く様々な感情をこの人たちと共有できたことが、
うつからの復活に欠かせないアイテムだった。
ひとりで抱え込まないことがキー。
友達に支えてもらう。
「申し訳ない」なんて思わない。
友達がつらい時に、その時に寄り添えることができたら
それでいい。
なぜならば、友達だから。
本当に大切な友達はこれからも、
丁寧に丁寧に付き合っていきたいと思う。
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