原因不明の頭痛はストレスから 不登校に続く道

Mental Health

「頑張らなくていいんだよ」

心から息子に言えるようになって、
私も息子もそこから変わっていったと思う。

いや、
我が家の場合は、加えて、
夫=父親が
心の底からこの言葉を言えるようになって
本当の意味で変化がみられるようになったかも。
(ここまでくるのに、たいそう時間を要したが。)

長男は小学校2年時から、 朝どうしても 起きられない子供だった。

そこから徐々に、頭痛があったり
体調が悪くて、学校を休みがちになっていった。

とはいえ、
がんばれば、

がんばりさえすれば
まだなんとか学校に行ける日も少なくなく、
その後、3年間不登校という大ごとになると知る由もない
私と夫は、小さな息子に
「がんばれ」「がんばれ」と言い続けた。

息子も必死に頑張って登校していたが、
途中で引き戻ってきたことも何度もある。

*私立小学校に通っていたので、
登校に必要な時間は、
電車乗り継ぎで1時間強

「なんで頑張れないんだ!」と怒鳴りつけた夫

ある日、たまたま
夫が平日休みの日、
それを知らず、息子が途中で引き返して帰宅したことがあった。

その時、玄関先で
夫が

「なんで頑張れないんだ!」

と怒鳴りつけた。

当時は、学校に行けない原因がよくわかっていなくて、夫も私も多少はもしかしたら、
彼が単純に
「学校に行きたくないだけなのでは」

という疑念を持っていたと思う。

今思えば、
「行きたくない」
のではなく、
「本当に行けなかった」
にもかかわらず、
頑張れと言い続けた私達。

「さっきはなんで助けてくれなかったの?」

なんで頑張らないんだと怒鳴られた息子は大号泣。

慰めに行った私に

「さっきはなんで助けてくれなかったの?」

と。

この時です。

何を敵に回しても、 この子のことは私が守る。

何があっても、この子を守ろうと自分に誓ったのは。

何を敵に回しても、
この子のことは私が守る。

「もう頑張らなくていいよ」

本気で思った。

そこから考えの違う夫との闘いが始まった。

闘いって・・・
夫は敵ではないが、
大枠でいうと、
息子の回復を阻むひとつの要因ではあった。

夫は何にせよ、
がんばれるタイプの人間なのだろう。

頭が痛いとうずくまる息子に対して

なんで、頑張らないのだ!

と平気で宣うのだ。

頑張らない

ではなく

頑張れない

この違いもきっと当時の夫にはわからなかっただろう。

夫に言わせれば、

息子のためを思って。
息子のために。

そう、私がよくいう呪いの言葉

「おまえのためを思って」

怒鳴っていたのだろう。

文字に起こすと空恐ろしい。

頑張れる夫にとって、
頑張らない(頑張れない)我が子を見るのは
さぞ、悔しいことだったろう。

この頃には、
私の考えも変わってきていて、
はっきりと夫に自分の考えを伝えていたと思う。

いや、はっきりとではない。

はっきりと伝えることに慣れていなかったから、
うまく伝えられずに苦労した。

苦労はしたが、
それでも、
今までの自分にはない
率直な態度だったと思う。

ストレス

その正体、実態はなかなかつかめない。

かといって、子どもを自由にストレスなく育てる

それだけでも万事うまくいくとも限らない。

夫とはその後も、
何か事あるごとに

その考えは違う


言い合っている。

正直いうと、めんどくさい。

面倒でたまらない

しかし。

このステップを外すと更に面倒なことが待っていることも
今の私にはわかるから。

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