ママ友からイジメを受けてしまった時の対処方法
身近であった話
この夏起こった最もショッキングな出来事といえば、
うちの次男坊が所属する地域の少年野球クラブであった保護者へのじめ。
そのことが原因で、いじめにあった私の友達A子さんは、
うつ症状を発症。
A子さんは、いじめを受けていたこと、その詳しい内容を私を含め、
チームの誰にも話していなかった。
そういえば、毎週末、グランドにやってくるA子さんの様子が
おかしいと感じた時期があり、
大丈夫?と聞いてみたことがある。
その時、彼女は
自分がチームの仕事を要領よくできないから、
ある他のママさんからよく𠮟られてしまう
だから、グランドには来たくないのだ
と
目を伏せて言った。
私だって、チームの仕事を要領よくできているわけでは、
まったくないのだけど、
何か不明瞭なことなどがあったら、共有していこう!!
というと、
A子さんは笑顔を見せてくれた。
その後、
どんどんA子さんの元気がなくなっていく様子を近くで感じてはいたけれど、
A子さん自身から、
苦しい、辛い
というSOSは私にも、他の誰ににも送られてこなかった。
そうしている内にA子さんの子供が野球に来なくなっていった。
お子さんは野球と並行して、サッカー部にも入っていたので、
子供たちの間では、サッカー部の活動が忙しいのだという認識に
なっていた。
私も何の疑いもなく、単純にサッカーが忙しいんだな、
大会でもあるのかなと思っていた。
私のかつての経験から、
野次馬根性で内情を探りにくる連絡には
嫌なイメージがあったので、
その事に関して、こちらから連絡をしなかった。
いじめられたママからの告白
そして
その日は突然やってきた。
A子さんから、親しかったもう一人のチームのママ友達と
3人で会いたい。時間をくれという連絡がきた。
嫌な予感しかしないよね。
3人で会って、開口一番
A子さんが切り出した。
チームをやめました。
今までありがとう。
えーーーー。
サッカーに行ってたんじゃないの?
いや、サッカーには行っていなかった。
その間、息子さんは家にいたらしい。
絶句。
そう、びっくりして言葉を失った私たちに、
この上なくすっきりした表情で
A子さんは堰を切ったように彼女がうけたいじめについて話しだした。
(彼女は「いじめ」という言葉は使っていなかったが、いやそれはれっきとしたいじめだと感じた)
架空の人物からクレームが入ったとその責任を押し付け
A子さんの息子にだけ、挨拶しない・冷たい
A子さんの顔が嫌いといった
A子さんが少しミスをしただけで大声で叱責
極めつけは。。
A子さんにではなく、息子さん本人への叱責
自分に対するいじめなら、百歩譲って息子のために
我慢もするけど、
息子に対するその態度は許せなかった。
と
A子さんは泣いた。
それを聞いた私たちも泣いた。
掲示板とか、まとめサイトとかにママ同士のいざこざとか、
イジメの記事があり、「おーーこわ」と
興味本位にそれらの記事を読んだことはあるけど、
身近にこんなことが起こるなんて。
そしてA子さんはこう付け加えた。
今、心療内科に通っている。
薬を飲んで不安感を抑えている。
正直いうと、
こうして出かけてくるのもきつかったけど、
二人にはよくしてもらったから、自分の口から伝えたく
今日はきた。私の心が限界に達したみたい。
本心を言えば、二人の子供たち(私の息子ともうひとりのママのお子さん)の成長も一緒に見守って、
野球の応援も一緒にしたかったけど、、、
本当に残念
また3人で泣いた。
「つらかったね」
「なんで言ってくれなかったの?」
というと、
「自分を否定されすぎて
途中から、自分が悪いんだというメンタリティーになっていった。
自分が騒ぐことで、チームの和を乱したくなかった。
二人にも迷惑かけたくなかった。」
また3人で泣いた。
A子さんは、なにひとつ悪くない。
ひとつひとつの出来事はとても小さく、
その小さい事柄に対し、過剰に反応し、
誰にもわからないように悪態をつき続けたあの人が悪い。
チームをやめる時にチーム責任者には
このいじめの件は話したらしいけど、
チームのほとんど全員がA子さん達がやめた本当の理由を知らない。
いじめを受けた時は騒げ!!
私の信条:
強いストレスを感じた時は、そのストレスの対象物から
できるだけ離れる。
A子さん、チームを離れる決断、正解!!
でも、その前に
嫌だと感じること、困ったことがあったら大声で騒ぐ。
嫌だと思う感情は、人それぞれなのだから、
「自分が嫌だと感じた」
のであるならば、
それは「嫌なこと」なのだ。
騒いだところで、迷惑だと感じる人がいるとすれば、
それは友達なんかじゃない。
チーム内の出来事であるなら、
チーム関係者にもっと話してもよかっただろう。
話した結果、
何も変わらないかもしれないけど、
少なくとも、いじめた人がこんな悪行を働いたというレッテルをはることができるし、何より嫌なことは嫌だと伝えた方がすっきりする。
A子さんが、
私たちにいじめのことを打ち明けてくれたのは、すでに彼女が
チームを去る手続きをした後だった。
正直悔やまれる。
悔やまれるけど、
愚痴や彼女の感情を吐露しないと
彼女が決めたこと。
人の考えを変えるのは容易ではない。
が、
ひとりのうつ生還者としてのアドバイスはすることができたのになと
思う。(A子さんは私や私の長男のうつ症状のことは知らないけども)
今現在、
A子さんと息子さんは
保護者関わり合いが比較的少ないチームに入って、
楽しく野球を続けているそうだ。
今はふたりの幸せを心から願っているよ。
まとめ
自分が嫌だと感じることは、
他の人が何と言おうと、
嫌なことなのだから、
それを「これが嫌だ」と騒いでみる。
変わらないかもしれないけど
本当に何にも変わらないってことはない。
それでも、ダメなら、
Just leave
その場を去るのみ
だって、野球なんてどこででもできる。
他のことだってそう。
そこじゃなきゃできないことなんて
そうはない。
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