不登校児 学校の支援

Mental Health

不登校児 学校の支援

原因不明の不登校

初めのうちは、
季節の変わり目であるとか、
極端に寒い日や暑い日に体調が悪くなり
登校できなくなった息子。

色々な科の病院に連れて行っても、
身体的異常は見つからない。

こういう患者はたくさんいるのだろう。
何も異常がない時は心身的なことを疑うのは至極まっとうなこと。

「心身的な要因かもしれない」

しかし、私達親はそれを受け入れられずにいた。

なんて馬鹿だったのでしょうか。

我が子が不登校になるわけないというプライド

があったのだと思う。

担任からの電話

そんな折、
学校での状態が目に見えて悪くなっていったの時のこと。

担任の先生から
電話を受けた。

受診はするも、不調の原因がわからないという私に、
はっきりと
「起立性なのでは?」
と先生は言った。

私は出先のとある駅の構内でこの言葉を聞いて
涙があふれた。

担任の衝撃なひとこと

そして、続けてこう言った。

「もし、自分の子どもだったら、精神科でもなんでもどこでも行って、絶対に治しますけど」

それを聞いて益々泣いた。

核心をつく一言だった。

この言葉をきっかけに変なプライドも何もなくなった。

それからは、登校できない間、毎日とは言わないけど、息子の状態を全てを包み隠さずメールで報告した。
振り返るに、
これが結構重要度が高いことではないかと思う。
学校側が状況をよく把握すること、
そして、それを把握してくれているという私の安心感。

更に言えば、もう何も隠せる状態ではないということ。
家庭と学校が一体となって復学に向けての支援に取り組んだ。

言いにくいことを言って下さった先生は、
その後も、私と連携を取りながら、状況を全て把握し、
クラスメートへのフォローをしっかりとして下さり、
誰ひとりとして、
息子を傷付ける言葉を投げかける子はいない状態にしてくれていた。
HSPな息子が、あの状況下で
何か嫌なことを耳にしていたら、
あんなにスムースに復学できなかったと思う。

私の中の熱血金八先生は、我々一家にとって、
一生忘れられない
正義のヒーロー。

そんな先生に出会えたこと、
「感謝」しかない。

一方で。
現場の先生は熱血金八先生だったけど、
校長先生はシビアだった。

顔も見たくない程嫌い。

ま。
校長先生は金八先生よりもはるかにお年を召しているし、
管理職だからか、
寄り添ってはくれなかった。
それどころか、
息子をいろんな意味で
不安にばかりさせた。

そのことが私を校長先生嫌いと言わせているのだけども。

みんながみんな、味方ではないけど、
その中で、味方がいてくれたら、
頼ろう。

ただ、息子が中学に進学して思うことは、
中学の先生は不登校生徒が複数人いることに慣れているのか、
必死に向きあってくれていない気配。

対小学生と対中学生の向き合い方が違うのかもしれないけれど。

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